一度、捕らえたはずの言葉を
頭の中で放っておいたら
気付かぬうちに 逃げられてた
次は忘れぬようにと
すぐに書きとめてみるけれど
何故だか 借り物のような 偽物のような
言葉以外もすべて自分でないような気がして
青い自分に嫌気がさして
ぶっとんだ思考に追いつけない体が崩れる
壁の薄い部屋で
声をあげて泣くことはできない
静かに泣いても、その涙はそのまま
苦痛になって私の体に吸い込まれていく
それでも私は自分が可愛いものだから
下手な手つきで思考をつなぎ合わせて
満足させようとしてる これで良いの、と
忘れようと、何も考えまい、と
気楽な友達とお酒を飲む
飲んでも飲んでも酔いきれなくて
あ、嫌だ
こんなのは
ナイフをちょうだい
誰も傷つけやしないから
思考と言葉と心のつぎはぎ
ぶったぎって外に捨てるわ
私はまだ色んなこと、
吸収することできるの
かっこ悪くても恥ずかしくても
誰かに笑われても
ぐちゃぐちゃな今でも
先にも後にも何もなくても
駆け出すのだ
絵本のようなSSが書きたいです
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