2009/07/01 (Wed) 文月――予感

はっきりした日差し
青い芝生は輝く

耳をすませて
鼻をきかせて

もうすぐだって 空が言ってる

あぁ何しよう
すべての時間が自由で
何をしたってお咎めはない

思いっきり夏しよう

きっと この夏がいちばん楽しい夏になるよ

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2009/06/25 (Thu) えんぴつを握りながら

コンクリートの隙間に咲く
一輪の花のような

ビルの隙間から覗く
真っ青な空のような

手のひらに落ちては消える
柔らかな新雪のような

君の耳に揺れてきらめく
星型のピアスのような

いつもの晴れた放課後の
くだらないおしゃべりのような

大好きな人と一緒に歩く
その隣の体温のような


生きているうちに
ひとつで良いから

そんな素敵な詩を
詠うことができたなら

どれだけ幸せに思えることでしょうか

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2009/06/18 (Thu) 聞いて

そんなにだいそれたお願いじゃないから
聞いてくれなくてもいいんだけど
でもひとりはやっぱり寂しいから
聞いてください、小さな神様。

彼が好きなの、そばにいてほしいんです。
わたしだけを見ていてほしいんです。
わたしの為だけに笑っていてほしい。
ずっとそばにいて時折抱きしめてほしい。

そんな気分になるときがたまに、あるの。
これをどうにかしてほしい。
かみさま。

おんなのこと言う名の精神のヤマイ
小さ な 神様

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2009/06/08 (Mon) みなづき

あめを肌に受けて
溶けてく、溶けてくわたし
かみのけはくったりと頬にはりつき
つめの先まで濡れてく

まつげの先端に落ちた水滴を
至近距離から見つめて
それから目を閉じて
流れていく水の足跡を感じる

不快な感情をわざと無視して
あめの中を走りぬけようと
靴を脱いで、靴下を脱いで
アスファルトの堅い地面に素肌を溶かす

あぁ
わたしここにいるの
雨、あめに濡れて
溶けそうになって流れそうになって
叫びたくて泣きたくて死にたくて
死にたくなくて
溶けて消えてしまうなんて嫌で
いきたくて

全身に水を浴びて家に着く
顔を拭いて 誰も見てないのに
気付かれないように涙も一緒に拭く
熱いお風呂に入って

からだの鼓動を感じる
とくん とくん とわたしは静かに叫ぶ
だいじょうぶ だと確かに思って
ふかふかのタオルで自分を包む

引き込まれるように、すぅと眠りに落ちる
久しぶりの快眠に身を任せ
あいまいな夢に溶けてくわたし
朝起きても、もう大丈夫 わたし

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2009/05/31 (Sun) 未確認生命体

細い、細いと思っていても
わたしより大きな手 骨が太い
太い、太いと思っていた
わたしの手首も 比べれば折れそう

話のテンポが速くて ゲームの話が好きで
みんなでワイワイ笑うのが好きで
負けず嫌いで

勉強ができそうに見えて
でもこれは悔しいから きっとわたしの方ができるけど

それで、可愛くないわたしを可愛いと言う
年頃の男の子

のぞき込んで 少し笑って
話しかければ喜ぶくせに
帰り際に 目を伏せて
さみしいと言えば嬉しいくせに

可愛いなんて言うのは ずるいと思う
たぶん年頃の、わたし

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Author:音乃 悠
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おんなのこ

ことしから大学生

日常とか詩とかSSとか
そして星は私を見て小さく笑うの


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